休ませていたブログを再開するなら、記事を書く前に**「古い自己紹介」と「使っていないプラグイン」を先に片付けてください**。
理由は2つあります。どちらも書いた本人が忘れていることが多く、放っておくと、個人情報が人の目に触れ続けたり、サイトの乗っ取りの入口になったりするからです。
実際に、休ませていた WordPress のブログを AI(Claude)と一緒に片付けたところ、数年前に書いた自己紹介に、住んでいる地域や家族の構成、子どもの年齢が残っていました。この記事では、そのときの手順と、再開する前に見る場所のチェックリストをまとめます。

久しぶりに管理画面を開いたら、更新のお知らせが24件たまっていました



まずは中身を一覧にして、消してよいものと残すものを分けましょう
片付けは、中身を一覧にするところから始める
片付けの最初の一歩は、ブログの中に何が残っているかを一覧にすることです。休ませている間に、どこに何を置いたかは忘れてしまっています。
WordPress には「アプリケーションパスワード」という、外から記事を読み書きするための専用のパスワードがあります。これを AI に使わせると、管理画面を1つずつ開かなくても、中身をまとめて調べられます(仕組みの作り方は次の記事で書きます)。
実際に調べた結果は、次のとおりでした。
| 項目 | 状態 |
|---|---|
| 公開中の記事 | 1本 |
| 非公開・下書きの記事 | 50本以上 |
| 画像 | 957枚 |
| プラグイン | 25個(うち停止中が11個) |
| 更新待ち | 24件 |
ヘッダーのメニューやサイドバーには、以前のフィットネスブログの内容がそのまま残っていました。一覧にしてはじめて、どこから手をつけるべきかが見えてきました。
いちばん危なかったのは、古い自己紹介だった
再開の前に必ず見てほしいのが、固定ページの「自己紹介」です。一つ一つは小さな情報でも、組み合わせると、個人を絞り込む手がかりになるからです。
私のブログでは、数年前に作った自己紹介のページに、住んでいる地域、家族の構成、子どもの年齢、仕事の種類と休みの曜日が、ひとまとめに書かれていました。



すっかり使い方を忘れていて、どこに何が残っているのか分かっていませんでした
始めた当初もよく分からないまま使っていて、古い自己紹介がそのまま残っていたようです
今のブログの方針(個人情報は載せない)に合わせて、自己紹介ページと、記事の下に出る筆者の紹介文を、どちらも書き直しました。
長く公開されていたページは、Google の検索結果にしばらく古い文が残ることがあります。早く消したいときは、Google の「古くなったコンテンツの削除」から申請できます。
使っていないプラグインは、止めるだけでなく削除する
停止中のプラグインは、削除まで済ませるのが安全です。動いていなくても、サーバーの中にファイルとして残っていて、古いまま放っておくと弱点を突かれることがあるからです。
私の場合、停止中の11個をすべて削除しました。昔のエディターに戻すもの、目次を作るもの、バックアップ用のものなどで、どれも今は別の方法で足りているか、使っていないものでした。必要になれば、いつでも入れ直せます。
公開中の記事1本は、削除ではなく「ゴミ箱」に移しました。ゴミ箱なら、あとから元に戻せます。
サーバーに止められたら、設定は緩めずに送り方を変える
削除の命令がサーバーに止められたときは、防御の設定を緩めるのではなく、送り方を正しい形に変えるのが安全です。止められたのは、防御機能がきちんと働いている証拠だからです。
実際、AI が送った削除の命令は、すべて「閲覧できません(Forbidden access)」と返されて、何も消えていませんでした。



削除の命令が、サーバーの防御機能に止められています
原因は、レンタルサーバー(ConoHa WING)の防御機能でした。外から届く通信のうち、「削除」の種類のものをまとめて止める設定になっていました。WordPress には、同じ削除を「ふつうの送信」として伝える公式の書き方があります。その形で送り直したところ、問題なく通りました。
更新は、バックアップを確かめてから押す
たまった更新は、バックアップがあることを確かめてから行ってください。万一表示が崩れても、すぐに元へ戻せるからです。
ConoHa WING は無料で毎日自動のバックアップを取っていて、過去14日分に戻せます。それを確かめてから、管理画面の「ダッシュボード」→「更新」で進めました。WordPress 本体やプラグインの更新は、外からの命令ではできない仕組みなので、ここだけは自分の手で行います。
| 対象 | 結果 |
|---|---|
| WordPress 本体 | すでに最新 |
| プラグイン | 12個を更新 |
| テーマ(SWELL) | 更新 |
| 使っていない標準テーマ2つ | 削除 |
非公開の下書きは、急いで消さなくていい
非公開のメモや下書きは、後回しで大丈夫です。外からは見えないので、再開の邪魔にはならないからです。
私のブログには非公開のメモや下書きが50本以上ありましたが、今回は触っていません。自分用のメモも混ざっているので、必要なものがないかを確かめてから、時間のあるときに決めることにしました。
まとめ:再開する前に、見えている場所を先に整える
休眠ブログを再開するなら、記事を書く前に、古い自己紹介と使っていないプラグインを先に片付けてください。全部を消そうとするより、人の目に触れる場所から整えるほうが、早く安全に終わります。
- 固定ページの自己紹介:住んでいる地域・家族・子どもの年齢・勤務先が書かれていないか
- 筆者の紹介文とサイドバーのプロフィール:昔のままになっていないか
- 停止中のプラグイン:使っていないものは削除する
- 使っていないテーマ:更新するか削除する(WordPress は、予備として標準テーマを1つ残すことを勧めている)
- 更新待ちの件数:ダッシュボードの「更新」。押す前にバックアップの有無を確認する
- ヘッダーのメニューとサイドバーの広告:今のテーマに合っているか
まずは、あなたのブログの「自己紹介」のページを開いて、上のチェックリストの1つ目から確かめてみてください。
次の記事では、この片付けにも使った「記事をパソコンのファイルで書いて、AI と一緒に WordPress へ送る仕組み」の作り方を書きます。
