絵本の読み聞かせの効果

絵本を読む
PexelsのLina Kivakaによる写真

手早く子どもが静かになるスマホの動画やゲーム非常に便利ですよね。わが家でもよく利用します。私が子どもの頃は、5時からがアニメ、 金曜の9時からは金曜ロードショーで映画と決まった時間しか観れませんでしたので、スマホでアニメや映画を観ることができて、色々な動画を楽しめる機会がとても増えました。

一方で、飽きればすぐに次の動画に変えられるので、落ち着きがなく際限もない、理解の有無に関わらず物語は進んでいくので、取り残された感覚、焦りを感じるそうです。

子どもにYouTubeを見せていたら不安定になった話は下記も参考にしてください。

子どものyoutubeをやめさせたい方へ〜イヤイヤ期にユーチューブを見せていたら不安定になった話〜
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その点、絵本は自分のタイミングでお話を進めることができるので、物語に集中し好きなページを何度も観ることができます。また、親子で絵本を読むことは親密感を与え、人間力の育成、想像力の育成など次のような様々な効果がありますよ。

絵本の読み聞かせの効果
  • 親密感や安心感を与えることができる
  • 心や人間力の育成になる
  • 言語(コミュニケーション)能力の育成になる
  • 想像力、知的好奇心の育成になる

それぞれの効果について解説します。

絵本の読み聞かせの効果

親密感や安心感を与えることができる

子どもとのコミュニケーションのひとつとして絵本は効果的です。読み聞かせの時間はパパ、ママを独占できるので、子どもは親の愛情を感じ、信頼関係も生まれます。そして、親の声や触れ合うことで子どもはリラックスし、親密感や安心感を与えることができます。

ごっこ遊びなどアドリブ遊びが苦手なパパ、ママには「本を読んで聞かせる」ことに集中できるので、おすすめですよ。

心や感情の育成になる

絵本の登場人物の感情、嬉しい、楽しい、悲しい、怖いなど、を想像することで、心の変化を知ることで、心や感情の育成につながります。動画と異なり、自分のペースでゆっくり読めるので感情移入もしやすいです。感情を想像する共感能力は人間関係において重要な要素のひとつです。

5歳くらいまでの子どもは現実と空想をはっきりと区別できないという研究もあります。そのため、絵本の物語は実体験として子どもの経験となるのかもしれません。

言語(コミュニケーション)能力の育成になる

色々な本、絵本を読むことで、新しい言葉に触れ様々な語彙力、記憶力を増やすことにつながります。語彙力はコミュニケーションの際の、言語能力に影響します。相手の言葉を理解し、自分の意志を的確に伝え、他人とコミュニケーションをとるために重要な言語能力の育成になります

文字の「読み書き」に関しては親の学歴や教育投資、しつけなどにより、3~4歳までは差が出ますが、5歳以降はほとんど差がなくなります。ただし「語彙力」に関しては5歳以降も差が出るという研究もあります。

ふいに覚えたばかりの「ショベルカー」「ピンクー」を外で教えてくれると、わが子ながら得意になります。

想像力、知的好奇心の育成になる

絵本は動画と違いページをめくるまで、何が出てくるかわかりません。自分のペースで物語を想像したり、好奇心を高めたりすることができます。同じ本、同じページでも何度も読んでいくうちに、登場人物の気持ちを考えたり、イラストを触る真似や食べる真似をしたり、現実との結びつきや新たな発見、空想をすることで、想像力や知的好奇心の育成になります。


絵本には様々な効果がありますが、子どものペースに合わせず焦って読み進めてしまったり、答えを求めたりしたくなることもあります。ただ、子どもと過ごす時間は親も焦らず楽しんで、子供に安心感を与えることが何よりも大切だと思いますので、このブログが何かのヒントになれば幸いです。ありがとうございました。

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