子どものイヤイヤ期にユーチューブを見せていたら不安定になった話

これはわが家での話で、一般的であるかは不明ですが、同じ悩みの方の参考になれば嬉しいです。

ただ、認知科学者、小児神経医の研究では、幼児期に一人でテレビやビデオを長時間(1時間以上)見せていると言語の発達が遅れるということが分かっています。これは教育用の番組でも同じ影響が出るようです。

結果的にわが家では、YouTubeが全ての原因ではなく、
当時はいわゆるイヤイヤ期の始まり、家族の時間が少ないなど、子どもにストレスがかかって不安定になっていたので、子どもには申し訳なく思います。
ただ、当時は夫婦で頭を抱えていました。

その後、動画は時間を決めてみる、スキンシップやスマホ以外の時間を増やすなど環境を変えたことで、改善しました。
動画の影響や対処法など参考になれば幸いです。

動画のメリット・デメリットと影響について

動画のメリット・デメリット

メリット

  • 公共の場でのふるまい、英語などの教育アニメ、動画が豊富にある
  • 歌や手遊びなどを見せられる、見ながら遊べる
  • 電車などで見せると静かにしてくれる

デメリット

  • 長時間(1時間以上)視聴による言語発達の遅れ
  • 動画に終わりがない(ずっと見続ける)
  • すぐに次に変えられるので落ち着きがない
  • 取り残された感覚や焦りを感じる(いらいらしやすい)
  • ブルーライトによる刺激(睡眠障害など)

YouTubeは教育アニメや子ども向け動画が豊富でいつでも子どもが楽しめます。見ているときは一人で夢中になってくれるので、静かにしてほしいとき、自分の時間が欲しいときについ利用していました。

ただ、動画は飽きればすぐに次に変えられるので、落ち着きがなく際限もないですし、理解の有無に関わらず物語は進んでいくため、取り残された感覚や焦りを感じるそうです。また、大人以上に画面からのブルーライトの刺激は強く睡眠障害などにもつながります。

前置き、わが家の生活

前置きとして、わが家は夫婦ともに11月~3月が繁忙期、さらに当時奥さんは会社の引越しでてんやわんやの状態。お迎えは 奥さんが 18時半、私は19時ごろ帰宅。奥さんが夕食を作り、その間に私がお風呂に入れ、出てきてすぐ夕食、食べたらもうお休みの時間と、3人とも家にご飯と眠るだけに帰ってくる日々でした。私の帰宅までの料理中はどうしてもYouTubeに頼ってしまい、夕食前に30分~1時間、また家にいるときは少しでもわがままさせてあげようと、お気に入りの動画を見せていました。

イヤイヤ期にユーチューブを見せていたときの様子

2歳2ヶ月(12月)ごろ平日はYouTubeを1時間~1時間半、土日は2時間ほど見せていた時期に、夜なかなか寝付かない、寝る直前のベッドでYouTubeを見せろと大泣き、「これを観たらおやすみだよ」と言って見終わって消すとまた大泣き、見せたら見せたで際限がなく無理やり消して大泣きし、泣きつかれて眠る、三人ともぐったりでハードな日々が続きました。

原因と対処したこと

原因と考えられることと対処
  • イヤイヤ期の始まり⇒親が認識、理解する
  • 家族の時間が少なかった⇒時短勤務やスマホ時間を絵本や遊びの時間に
  • スマホのブルーライトの影響⇒時間を決める、夕食後は見せない

今考えると全ての原因がYouTubeというわけではなく、当時はいわゆるイヤイヤ期の始まり、家族の時間が少ない、ブルーライトの影響など、子どもにストレスがかかっていたようです。ネットで調べたり、保育士さんに相談したりして2週間ほど断YouTubeし、落ち着きましたが、当時は夫婦で頭を抱えていました。それ以来、家ではほとんどテレビをつけなくなりました。

今はテレワークや時短勤務など利用し18時にお迎え、YouTubeを見るときは15分~30分タイマーをつけて時間決めを行い、夕食後は基本的に見せず、絵本やごっこ遊びの時間としています。また、園でひとつ上のクラスに上がりお姉さん感情が芽生え、お約束事を理解したのか時々「ご飯の時間だよ」と伝えるだけで、自らスマホを置いてテーブルに来ることもあります。

わが家のスマホの時間の決め方

スマホの時間の決め方
  • アレクサやスマホのタイマーをかける
  • 夕食後は見ない、という親も含めたルール作り
  • 他の興味に気をそらす、絵本やごっこ遊び
  • 動画を見るときは親も一緒に観る
  • 普段から親がスマホを観すぎない

わが家で一番効果的だったのはタイマーでした。YouTubeを見せるときに同時にアレクサに「タイマー30分かけて」と伝えてアラームが鳴ったら、終わりにしています。このタイマー音は少し不安になるようで、早く止めろとスマホを返してくれます。アレクサではなく先にスマホのアラーム機能を設定して使わせるのもおススメです。

別の興味に気をそらすのも効果的でした。夕食後のYouTubeを止めて、本を読む習慣を作ったので、絵本を読む時間が増えました。本人も膝の上にのって読んでもらうことで安心感があるのか、「何読む?」と聞くと好きな本を持って膝の上にズンっと座ってきます。今は自然とパパと絵本時間はママの自由時間、反対にママとおままごと時間はパパの自由時間、といった交代制になっています。

絵本の読み聞かせの効果についてはこちらも参考にしてください

絵本を読む 絵本の読み聞かせの効果

もう一点、難しいですが親が子どもの前でスマホを見ない、のも効果的でした。なかなかできないのですが、親が毎日スマホ使っているのを見ていたら、子どもも使いたくなるのは当然…子どもにとって、スマホは動画をみるもの=楽しいものと認識しているので、親が仕事でスマホを使用していても、子どもはパパがスマホ=動画見て楽しんでる⇒私も見たい!と認識しますよね…

とはいえどうしても、ワンオペ日に少し自分の時間が欲しいときは、動画の利用をしてしまいます。見せると集中して静かにしているので、ネットみたり、メールの返信したり。夫婦で100点の子育ては無理なので60~80点くらいを目指そうと話しております。


このブログが何かのヒントになれば幸いです。ありがとうございました。

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