実家の片付け ピアノの買取で26万円

ピアノの片付けで意外と高額で売れたよ、というお話。

結果的に、廃棄しようとしていたピアノが26万円になりました。

 

父1人で住んでいる実家をリフォームする話になり、色々と片付けが必要になってきたのですが、私たち兄弟が子どもの頃に使っていたピアノを、父は「リフォームするときに業者に処分してもらう」と話していて、単に捨てるのも勿体無いなーと考えていました。

で、ものは試しとピアノ一括査定サイトに申し込んだところ、
結果的に、廃棄しようとしていたピアノが26万円になりました。

廃棄、捨てるのは勿体無いし、せっかくなら誰か使って欲しい、と考えている方の参考までに流れを記載します。

ピアノ買取の大まかな流れ
  1. ネットでおおよその平均査定額を調べる
  2. 一括査定サイトで見積もりをとる
  3. 業者のチェック
  4. 搬出ルートの確保、確認
  5. 引き取り


購入年は1990年ごろ、30年以上前のピアノで、ここ15年は全く触っていない、調律もしていない状態で、

父は、こんな古いピアノ売れても数万円で二束三文だろ、と話していました。

では、査定方法から順に説明します。

査定依頼

実家のピアノ

ネットでおおよその平均査定額を調べる

査定依頼したピアノ

ヤマハ UX1 アップライトピアノ 販売当時の価格 600,000円 発売年1982年

まずは、おおよその平均査定額をネットで調べます

査定サイトに依頼した後、査定額が妥当かあらかじめ調べておきます。

「ピアノ 平均査定額 OOO(モデル、製造番号)」と入力してグーグルで検索すると、買取相場が出ているサイトがありますので、参考にします。

 

モデルや製造番号の調べ方は、下記の写真を参考にしてください。

参考出典:引越し侍のピアノ買取

実家のピアノは天板を開いて中に製品番号が記載されているタイプでした。

検索結果でサイトを調べると、下のような平均査定額や中古販売価格が掲載されているページがあるので参考にします。

モデル・型番
発売年
ヤマハUX1
1982年
鍵盤数88鍵
ペダル数3本
寸法(cm)幅:150 高さ:121 奥行:61
仕上げBlack Polished
重量219kg
発売時の価格600,000円
買取査定相場価格94,000円~183,500円
中古販売相場価格422,000円~489,000円
買取査定・中古販売相場調査日:2021年01月04日

実家のピアノは、査定相場で94,000円~183,500円で買い取ってくれるようです。

意外と高い!

相場がわかったら、査定サイトで見積もりをとります。

 

一括査定サイトで見積もりをとる

今回『引越し侍のピアノ買取』で査定依頼をしました

引越し侍のピアノ買取

査定サイトにピアノの情報を登録すると、1〜3日で数社から見積もり連絡がきます

電話連絡が困る方は、連絡方法を<メール>にすることもできるので、気軽に問い合わせできます。

実際、売り込みのような電話はかかってきませんでした。

売る、売らないの判断も査定金額を見てから決めて大丈夫です。

 

実際の査定に必要な情報は

査定に必要な情報

<ピアノ情報>

種類:アップライトピアノ・グランドピアノ・電子ピアノ
メーカー:ヤマハ・カワイ・その他
ピアノの色:黒・白・茶・その他
ペダルの本数:2本・3本
モデル名:
製造番号:

<設置場所>

住所:ピアノのある住所
設置場所:マンションか戸建の選択と階数
エレベーター:有無
搬入方法:エレベーター、階段、クレーンなど

<お客様情報>

依頼者の連絡先などの情報

以上を入力して、確認、送信します。

 

私の場合、午前中に査定サイトに必要情報を登録して、

1時間後にA社16万円で返信があり、午後にB社27万円、次の日C社14万円でした。

3社以上から返信を待つのが良いですね。

今の平均査定額がわかるからと、実家の場合、2社目の査定額が良過ぎて疑問に思ったので、3社目の査定を待ちました。

 

参考までに、こんなメールにて査定金額の連絡がきます

<挨拶文>があって

1) 査定金額は 160,000円です。
メーカー:YAMAHA   
モデル:UX1   
製造番号:4541412   
設置階数及び作業内容:OO県 1F   
(外階段5段未満・分解等の特殊作業を含まない通常搬出の場合です。)

2) 引取りの際にピアノの状態によって査定金額が下がる事はございません。(火災・浸水・雨漏り等水濡れがある場合、害虫・ネズミなど動物被害があった場合・響板の割れがある場合は減額の対象となりますためご相談下さい)
※お引取りの際に、ネズミ被害などで、査定額が減額になってしまった際は、その場でキャンセル頂いても、キャンセル料は発生致しませんので、ご安心下さい。

3) 引取運送料金は無料です。(離島を除く)
(通常作業の場合、その他費用が掛かる事は一切ございません。)

4) お支払いは運送スタッフがお引取の際に現金を持参致します。
※付属の椅子は無料でお引き取りさせていただきます。

※ご注意ください※
最近、ピアノの引取に来た業者様が、傷やほこり、調律をしていない、経年変化などで、ピアノの金額を落とし、結果、お客様が安く売却されてしまうケースが非常に増えております。お売りする業者様を決める際は、絶対に金額を下げないか、是非確認をして頂きたいと思います。

3社の返信メールの注意書き全てに、

注意
※引取りの際にピアノの状態によって査定金額が下がる事はありません
※その場でキャンセルしても、キャンセル料は発生しません

と記載されていました。

業界では、立ち会った業者がなんだかんだで金額を下げて持ち帰る、ってのが問題になっているようです。

最後の注意、にも記載していますが、引き取り日には複数人で立ち会うようにしてください。

 

メールの返信がきたら、各業者のホームページを見ていきます。

業者のチェック

見積もりが、平均相場くらいなら、返信のあった業者で査定額の高い順にホームページを確認していきます

一括サイトに登録している業者なので、基本的に問題ないとは思いますが、ホームページもあって、住所、電話番号があるか、Googleマップでも掲載されているか、を念のため調べます。

各業者と査定額
  • A社.倉庫を3つほど持つ埼玉の企業 16万円
  • B社.長野にある個人店 27万円
  • C社.千葉にある日本最大級のピアノディーラー 14万円

B社は個人店のようで、ホームページの代表とメールをいただいた方が同じでした。

おそらく、なのですが
大手と競合するため、個人店の方が平均査定額より高いのかもしれません。

 

査定額に差があるので怪しいなー、とは思ったのですが、B社に買取依頼し

実家の父一人で対応は心配だったので、一応私が立ち会える日程で、来てもらうことにしました。

このやりとりもメールで行っています。

 

日程が決まったら、搬出日の当日までに搬出ルートの確認、確保です。

搬出

搬出のルート確認、確保

引き取りをお願いしたら、搬出ルートの確保をします。

ピアノのサイズと廊下やドアの幅を測ります。

搬入したのなら、出すことは可能だと思いますが、後から棚を入れた、間取りが変わったなど、搬出の当日に「出せない…」なんてことのないように注意します。

幅を測ったりするのは実家の父に依頼しました。

 

実家では、ピアノの置いてある部屋が1階で窓に面していたので、玄関ではなく間口が広い窓からの搬出を検討しました。

搬出日当日の流れ

搬出の流れ
  1. 業者のトラックがくる
  2. 挨拶
  3. ピアノを見てもらう
  4. あらためて査定額の確認、提示
  5. 金額に納得できたら支払い
  6. 買取金の受取時に自分の身分証明書の提示とサイン
  7. 業者さんが搬出ルートの確認
  8. 搬出ルートに毛布を敷いて、その上に板を置いていく
  9. 業者2人でピアノを持ち上げ台車に乗せたら、トラックまで運ぶ
  10. 後片付けして終了

基本的にルートを確保していれば、搬出の際手伝うようなことはありませんでした。

立ち会うときに必要なもの
身分証明書(免許など)買取金額を受け取る際に、本人確認が必要です

 

搬出はこのような感じで運んでいきます。

搬出ルートに毛布を敷き、その上に板を載せます。

段差がある場所では、持参した台などを置いてスロープにして運んでいきます。

搬出が終わると後片付けをして終了です。

あっさりとしたものです。

 

今回、特に問題なく完了したのですが、私が査定から引き取りまでに注意したことを記載します。

注意すること

査定の連絡はメールにする

一括サイトでの査定額連絡はメールが良いです。

電話でも問題ない、という方もいるかもしれませんが、口頭だと見積額で言った言わないと減額されるのを避けるため、査定は履歴の残るメール連絡にしてください。

また、電話営業なども避けるためにも、連絡は「メール」を選んでおくのが間違いないです。

見積額の有効期限

査定メールにも記載されていますが、有効期限内に引き取りをお願いしないと、買取価格が変わる場合があります。

私は実家が電車で1時間と比較的近いので、立ち会うつもりで引き取り日に合わせての帰省が簡単でしたが

実家が遠方の方は、引き取りに立ち会う日程を調整していたら、チケットがとれずに見積額の有効期限切れ、に注意してください。

帰省のタイミングに合わせて、見積もりをとるとよいですね。

引き取り時は複数人で対応する

どの業者の注意書きにもあったのですが、引き取りに来た業者がなんだかんだ言って、査定額を下げて持っていく、ことがあるようなので、複数人で立ち会うのが良いですね。

特に実家に年配者しかいない場合は、対応の際に言いくるめられてしまうかもしれません。

とはいえ、

ある程度の減額は許容する

これはメールの注意書きに反するのですが、実家では見積額から減額されました。

理由は現物を確認した際、ピアノの正面部分に小さなキズが2か所あり、この分で5,000円ほど減額対象となりました。

業者からは「よろしいですか?」と確認されたので、きっと「メールの条件と違う」と突っぱねたら、見積もり額で買い取ってくれたと思います。

が、他社の見積もり額や平均査定額を知っていたので、数千円の減額ならまだ平均査定額より高い、と思って私は減額を許容しました

このあたりの判断は、前もって平均査定額など調べておくと迷わなくてすみます。

 

基本的に問題なく、査定を依頼してから約1ヶ月で、30年近く実家で過ごしたピアノをさよならしました。

割と達成感があり、このまま自分の家の整理もしようと火がついているので、これを機に家の片付けをしていきます。

皆さんの自宅でピアノが眠ってしまっているようでしたら、ご検討ください。

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